マッチングアプリを始めようとしたのはなんとなくといえばなんとなくである。
経緯ならなんやらを端的にいうと「彼女と別れてから気づいたら1年経って、別れて傷心キャラでいるのも限界になっていたのでとりあえずイベント起こそう」と思ったから。
彼女いたことあるくせに陰キャ語ってんじゃねぇぞって思う人がいると思う、僕もそう思うけど、陰キャは陰キャだし。多分以降の日誌から陰キャ成分はは感じとれると思うのでみていただきたい。
また、どのサービスにしたかは別に伏せる必要はないし多分見ていけばわかる人はわかるとは思うのだが一応伏せておく。
毎日やっているわけではないので日誌を書いた日ごとに章を分けて書いていきます
1章 プロフィール作成に苦戦
マッチングアプリなので顔写真や自己紹介文などプロフィールを載せなきゃいけないのは当たり前であるが、まず顔写真がない。自分のスマホに自分の写真なんか入っているわけないだろ、と思いながらなんとかLINEのアルバムを辿り、この写真が無難か…と思い、写真をトリミングして使った。見れば見るほど自分の顔面に嫌気がさす。なんでこんな顔面のやつが、って思うけどもういいや、ってなった。
特に困ったのが自己紹介文である。幸いこのサービスには質問に答えるだけで定型文に当てはめて書きますよ、みたいな機能はあるのだが、その質問が答えられない。休みの日に何してるって何もしていない、どんな人がいいかもよくわからない…自己と向き合うことが苦痛で逃げてきた自分にこの質問は辛かった。なんとか仕上げてようやく、プロフィールとしての体裁を整えた。
2章 何をもっていいね!なのか
マッチングアプリというのは異性のプロフィールの一覧を見ていき、いいな、と思った人にはいいねを送り、互いにいいねをした人同士がマッチング成立となり、メッセージがやりとりできるようになるといった方式がほとんどだと思う。
このアプリでは、プロフィールの写真(顔写真とは限らない)と一言メッセージが一覧として見られて、写真をタップすると詳細プロフィールが見られ、そこでいいねを押す、といった感じだ。
…結局、何をもっていいね!なのかがよくわからない。このいいねをする回数は制限があるのだが(たとえ有料会員であっても)、そう考えるとこのいいねを使うのがこの人でいいのかなぁ、と思えてしまい、じゃあ使わないでいいか、という繰り返しで終わってしまう。
厄介なのがこのアプリは写真をタップして詳細プロフィールを見ると足あととしてこの人は詳細プロフィールまで見ましたよってことが相手に伝わるのだ。うーんちょっと嫌だ。詳細プロフィールを見ること自体も慎重にならざるを得ない。ましてや顔写真なしで一言メッセージもテンプレだとブラックボックスすぎて怖い。
いいねをするということは、要するに話がしたいってことなのだが、見ず知らずの人と話してみたいことなどないのである。
もちろん、運営側もこのことについて周到に対策してくれている。プロフィールに好きなこと、思想(タバコやお酒の好き嫌いとか付き合ってからの関係とか)を載せることができ、その好みが出来るだけ近いひとが優先的に一覧として表示されるようになっている。つまり「好きなものとか考えが一緒なら話すきっかけもあるでしょ?」ってことだ。
きっかけはきっかけでしかなくないだろうか…。へー○○が好きなんだー、から発展する気がしない。好きなものをいきなり見ず知らずの人と語りたいかというと…
記載してなかったが、トークにもお金がかかる。無料会員は会話を1往復しかできない(有料会員は月額料金で話し放題)。まあ、無料でもトークできるだけすごく良心的だ。ただ、お金を払ってまで話したい人ってなかなかいなくないか?と思っていいねを尻込みしてしまう。
ここまでを振り返ると自分はマッチングアプリに乗り切れていない。皆がいいねを付け合う状況で自分が尻込みするのはむしろ恥ずかしいことな気がする。ハロウィンの仮装パーティの中で仮装するのを嫌がるみたいなことである。
この時点で「あっ、俺マッチングアプリで彼女作れねぇわ」と確信している。ちなみにこの時点で始めて5日経っているが、相手からいいねもきたことないし、足跡も2、3人である。現実は甘くない。
3章 さすがにアクションをかける
一旦このアプリの件とは全く関係ない話になる。ある日突然大学の同期からLINEが飛んできた。「おつかれー!赤と青くんが入ってるって言ってた○○ってサークルまだ行ってる?興味あるんだけどさー」
○○とは、大学1年生の頃、人とのつながりを増やした方がいいのではないかと思い、入りはしたものの、結局ノリについて行けず、さすがに幹部学年の間は多少手伝ってはいたが、幹部学年が終わってからは完全に幽霊部員となったサークルだった。
ふと自分の状況を考えた。自分はサークルや部活に3つほど入っている。しかし、その3つ全てノリに馴染めないと思ってしまい、幽霊になったり、あまり目立たないでいたりしていた。
そして、今、マッチングアプリのノリについていけないだ何だと言って心が折れようとしている。さまざまな機会があるにもかかわらず、それらをふいにしていたのは他ならぬ自分自身であり、自分自身のこの思考を解決できないのであればマッチングアプリに転向しようが無駄なのではないか。
あーだこーだ文句は言っていたが、マッチングアプリは機会を創出するものとしては、とても考えられているな、と思う。単純に目につく人数が多いし、好みの似た人を見つけやすいし、お互いがいいと思ったという確証がある人同士でトークができる。非常に効率的ではあるだろう。それを上手く使うかどうかは結局本人次第なのだ。
さすがに長いことアプリを使えば気持ちがマヒしてくる。とりあえず初回登録で配られた手元にあるいいねを使い切るまではやろう。
4章 いいねしまくったけどマッチングしなかった!!!!!!!!!クソが!!!!!!!!!終わり!!!!!!!!!!解散!!!!!!!!!