赤と青のえんぴつ

分野にこだわらず、気になったことについて机上の空論を繰り広げたい。

零票確認に行ってきたぞ

___衆議院選挙前日。

 明日はサークルが午前にあるから、朝早めに起きないといけないな。選挙の投票どうしようかな。サークルの後にするのもめんどくさいし朝に済ませるか。9時半くらいには家を出るから、7、8時位?ほとんど開場してすぐの時間だな…

 

 そうだ!零票確認に行こう!

 

 皆さんは零票確認、ゼロ票確認をご存知だろうか?選挙のたびに熱烈なファンがこれをしに行くらしい…

 ゼロ票確認とは、その名称の通り、投票箱に何も入っていないことを確認する、というものである。関係者の人が水増し投票を最初にしていないか確認するためにある。公職選挙法施行令第34条(今調べた)。

 

 投票所の管理者の方が、鍵をかけていない投票箱の中身を見せて、何も入っていないことを確かめてもらうのだ。もちろん、中身のない状態ということは、これを見ることができるのは最初に投票する人だ。そう、最初に投票する人の特権なのである!

 

 この特権、という甘美な響きに引き寄せられるのか、選挙のたびに零票確認をしたいという熱烈なファンが各々の投票所に向かうらしいのだ…この特権、1度は体験したい!これは行くしかあるまい!

 

   どうせ、うちは田舎だし、そんなガチ勢いないだろ!しかも明日台風だし!まあ、6:55くらいに行けばいいかな?

 

___衆議院選挙当日。

   ちょっと早起きしたので、家族に怪訝な感じで見られた。ゼロ票確認っていうのがあって〜、と説明すると、お前らしいわ、って呆れられた。

 予定通り、6:55に投票所の小学校へ行ってみると車の中で待っている人がいた。あれ?まだ空いてないのかな?って思って入口まで行くと空いていたので、やばい先越されたかな?と焦りながら投票所の体育館へ行った。母校だったし、誘導もあったのですぐに行けた。

   入口まで行くと入ってすぐのところで2人の男性が話していた。そこへ向かうと、そのうちの1人の男性が

   「7時からなので、もう少しここで待っていてください。」

   お?これはもしかして一番乗りなのでは?やった。と思っていると、そのすぐ後に4、5人くらいが自分の後ろに並び始めた。優越感である。

   7時。先ほどの男性が

   「では、7時なので投票を開始します。」

   と言い、よし、確認するぞ!と会場に入ると、やはり先ほどの男性が

   「こちらの方に投票箱確認してもらうので少々お待ちください。」

   と、さっき話していたもう1人の方の男性を見た。

   いや、そっち投票者かよ!

   しかし、ゼロ票確認における最初の確認者は一番最初に来た人、もしくは一番最初に投票しようとした人なので、すぐに名前と政党とかかけばいけるか!?と思い、そうしたが、ちょっと待っていてください、と言われ撃沈。しかもその一番乗りの人、零票確認のこと知らないみたいだった。単純に早起きな人だったのか…

   後ろから空の投票箱とそれを閉める作業が見られたのでとりあえず良しとします。残念ながら、そこの投票所は携帯電話使用禁止なので、写真もちょっと撮れそうになかったので空箱撮影は断念。

   この零票確認、場所によっては確認したという証明の書類を記入したり、何かその一番乗りの順番票みたいなものをもらえたりするらしいけど、そこではそういうのは無かったみたいなので、わざわざリベンジするまでもないかなぁ…

 

 

   帰りに通りかかった保健室にゲーム脳に関するポスターみたいなのが貼られてて、ちょっと心配になりました。